ちろまめ記~2歳差兄弟を育む日々のこと~

ちろまめ記~2歳差兄弟を育む日々のこと~

2歳差かわいい男児たちの子育て記。自身は長年アレルギーもち。がんばる日々の子育てや暮らしの情報を記録&発信。参考にしてもらえたら嬉しいです。

たいこムーンの歌詞と意味をかんがえる

ちろまめです。
今回は『たいこムーン』の歌詞を紹介するとともに、歌詞の意味や心を打つ理由を考えてみたいと思います。

★2歳の長男と一緒に『たいこムーン』の絵を描きました。遊びながら適当に描いたうろ覚えのものなのですが息子と楽しく描いた合作です。「たいこムーン書いて」というので描いていたところ、長男も「ギザギザカクカク!」と言って楽曲に登場する“ギザギザカクカク”を彼なりに赤やオレンジで表現しました。

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『たいこムーン』は、NHKおかあさんといっしょの2019年9月のうたとして放送された歌です。やさしいメロディと心地よい太鼓の音、可愛らしくもちょっぴり不思議な詞やアニメーションが見る人の心を掴んで、SNSでも当時話題になったようです。

長男がこれを見ていた当時はまだ1歳になったばかりでしたが、吸い込まれるように見ていたのを思い出します(私も)。

現在も幾度か再放送などで流れたのを見て、放送当時よりもすこし成長した長男と私は再び『たいこムーン』の世界にはまり中。
今回は『たいこムーン』の歌詞を紹介するとともに、歌詞の意味や心を打つ理由を考えてみたいと思います。


『たいこムーン』
作詞:うちだややこ  作曲:青柳拓次

たいこムーンは こんなまんげつのよるにやってくる
かろやかでふしぎなりずむをきざんでさ

たいこムーンは まるまるまんまる だいすきなんだ
たいこムーンは まるまるまんまる さがしにきたのさ

ぴたりととまった まるまるまんまる だいはっけん!

ばすけっとぼーる ひーとつ
おまんじゅう ふーたつ
びーだま みーっつ みーつけた

たいこムーンは ギザギザ カクカクにがてなんだ
たいこムーンは たびはころころ ころがりたいのさ

きみのまんなか みーつけた
まるまる とことん きみのこころは
ころころ こころ
どこまでも ころがって

きみのまんなか みーつけた
まるまる とことん きみのこころは
ころころ こころ
どこまでも ころがって

作詞の“うちだややこ”さんとは、内田裕也さんと樹木希林さんの娘さんであり本木雅弘さんの奥様でもある内田也哉子さん。海外絵本の翻訳なども手掛けています。
そして作曲は、LITTLE CREATURES青柳拓次さん。ご自身のバンド活動に加えたくさんの方々に楽曲提供をされている方です。
映像は教育番組などのパッケージも多く手掛ける映像作家の清水貴栄さん。記憶にあたらしいNHKおかあさんといっしょの『パンはパンでも⁉』の映像もこの方の制作だったのですね。

さてここからは私の感じたことを書きます。
意味を追究するのはナンセンスかな、とも思いつつ、私がこの曲を聴き口ずさむたびに考えてしまうことを。放送される楽曲と映像の他には特になにも見ていないので見当違いのことを書くかもしれませんがお許しください。

旅するこころを応援したい

楽曲を聞いていて印象的なのがぽこぽこと優しくリズミカルに聴こえる太鼓の音。
映像のキャラクターはでんでん太鼓のようにも見え、心のどこかで長男の赤ちゃん期を思いました。
そして描かれる夜空のような宇宙のような、心の中のような不思議な世界
バスケットボール、おまんじゅう、びーだま。
あ、2歳のわが子のなかをのぞいたら、そんなものが出てきそうかも、と考えたり。
いやうちの子だったら、登園中に見つける柿の実、最近覚えたイチゴのけーき、でんしゃのつみき、かな。
好きなものを数えどこまでも転がるように旅するように、あっという間に大きくなるのでしょう。

この曲を口ずさみながら思い起こすのは、毎晩一緒に寝室の窓を見上げてお月さまを探すこと。
夕暮れ時にいつも泣いていた0歳のころ、オムツもミルクもすんだはずなのに泣く理由がわからず余裕もなく、ただ抱っこして揺れていたこと。
イヤイヤ期が本格化した秋の日、ヤダヤダァー!ちがう!ちがう!と泣き叫び転がる姿に困り果たこと。色々な声掛けも説得も意味をなさず、声を荒げてみてももちろんダメで、途方に暮れてぎゅっと抱きしめたら、すぅと泣き止み優しくなってくれたこと。

自由に伝える言葉をまだ知らない心のまんなかにはなにがあったのかしら。
いま好きなものはなに?なにがしたい?なにがそんなに嫌なのかい?
見えない心のうちを探すように訪ねるようにしながら、長男も私も日々を重ねてきたのかな、とぼんやり思いました。

ことばをだいぶ覚え、自分の意志や思いを具体的に伝えられるようになってきた近頃。
イヤイヤと泣くことも、理由がわからずこちらがイライラしてしまうこともぐっと減って、笑顔でいる時間が増えてきました。
ギザギザの気持ちはいやだっただろうな、いつもいつでもまんまるの心でいてほしいなと、電車の積み木であそぶ小さな背中を眺めながら思います。
私もできるだけ優しくいるよ、まんまるの心でいるよと。

掴みどころのないようなこころ。
成長するほどに奥へ深まり見えにくくなっていくものかもしれません。
親なんて見守ることしかできないような試練が彼にはこれからたくさんあるだろうけれど、いつもどこか、彼のまんなかを思ってあげられたら。
転がり旅するように生きる君を干渉することなく応援できたら。
そんなふうに感じます。

口ずさむたびに、今しかない子どもたちとの瞬間を大事に、こころで向き合っていようと思い直させてくれる、やさしい気持ちになれる。そんな魅力が『たいこムーン』にあるのだと私は思います。

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たいこムーンの歌詞と意味をかんがえる

自分なりに歌詞をじっくり考えてみて、改めて素敵な楽曲だなあと思いました。
実は放送当時はここまで考えることもなく、「ちょっと不思議な歌と映像だな。なにを歌っているんだろう」と思った記憶が。口ずさむほどに心に沁み入り、その意味を深く考えるようになって気がします。
人の心に深く残る歌や映像を作れるって、本当にスゴイですね。

 

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