陣痛発生し病院到着から一夜、陣痛に耐え、ようやく分娩台に上がれることになった私。
「いきんでみましょう!」
と言われ、助産師さんたちの合図にあわせていきんでみる…が、何度かいきんでも全然産まれる感じなし。何度目かわからないけど、そのうち
「ちろまめさん、今いきんじゃうと体力がもたなそうだから、もう少し普通の呼吸で我慢しましょう」
と言われる。いきむのまだ早かったのか…
口には変わらず酸素マスク。
で、この辺の意識が朦朧として記憶もあいまいなのですが、なにやら医師の方がやってきて、
「陣痛が弱いので陣痛促進剤を使っても良いでしょうか」
と夫に聞いているではありませんか。
え?陣痛が弱い?いやいや既にマックスもう痛いですけど…。これでもまだ弱いっていうの?まじかよ。てか陣痛促進剤うったらますます痛くなるってことーーー?
絶望するわたし。
まあ当然夫は了承し、着々と点滴の準備がなされて左腕から陣痛促進剤を打たれました。
疲れ果て絶望した私は、「あの、もう、無理です…」みたいなことを助産師さんに言った気がします。
いやこの辺は本当力尽きそうで、今からもうお腹切って取り出してくれないかなとか、いっそ意識を失わせてほしい、と思いました。
夜勤からずっと付き合ってくれていた助産師さんが、
「終わらないお産はないから!もう少しだから!私、夜勤終わりで交代しますけど、産まれたら見に来るからね!がんばって!!!」
と言ってくれて、ちょっと元気が出ます…。
と同時に朝番?の助産師さんたちが一気にぞろぞろと数名入ってきて、たぶんここらへんで私のお産もクライマックス、いよいよ産まれるタイミングになったみたいです。
「ちろまめさん!助産師かわりました、〇〇です!がんばりましょうね!もう赤ちゃん、頭これくらい見えてるんですよ!」
この台詞を聞いて、俄然やる気が出た私。
「じゃあそろそろ!次からまたしっかりいきんでみましょう!!」
それから何度かいきんで、ついに。
「頭が出ましたよ!」
そこから後は、ドゥルン…ッて感じで一気に体が出てきました。
朝9時31分。長男誕生の瞬間です。
分娩台へ…産まれる瞬間!ハッピーバースデー我が子!!
長男が産まれた瞬間の記録でした。
次回に続く!