夜22時の時点で、子宮口8センチと言われ、今日中に出てくるかもよなんて言われて調子に乗る私。
「えっ！日付が変わるまでに産まれるなんてさすがに早すぎじゃない！？もしかして超安産でいけるのか！？今日中というからには、遅くとも夜中2時くらいまでには産まれちゃうのかしら～～～」
なんて思っていました。
しかしこれが甘かった。超甘かった。
結論から申し上げます。
17時間30分かかりましたよ。（自宅での陣痛開始から）
ヒィ～～～いま思い出してもしんどい、17時間30分て。あの痛みに17時間30分も耐えたとか。いま思い出してもしんどい（2回目）。
どうやら、子宮口は8センチになっていたんだけど、お腹の赤ちゃんがなかなか下に降りてこないというのです。
陣痛の痛みはどんどん強くなっていくのに、何度かの助産師さんの内診でも「まだですね。もうちょっとがんばって」「赤ちゃんがなかなか降りてこないの。ちょっと歩いてみる？トイレとか行ってみよう」などなどと言われ、
「ヒィ～～～むりむりむりこの痛みで歩けとかむり」
って思ったり、
「ちょっと体勢を変えてみましょう。ベッドに横向きじゃなくて、クッションにこうやってもたれてみる？」とか言われ、
「いやむりむりむりこの痛みで体勢変えるとかむりです～～～～～」
とか思ったりしながら、時間がじっくりと過ぎていきました。
ちなみにこの間夫は私の後ろにスタンバイして、お尻を押してくれたりペットボトルの飲料を差し出してくれたりしてそれはもう助かったのですが、気づけば後ろで
「スーーーーーー」
って寝息を立てているではありませんか笑。
いやしょうがないよね。夜中だし。仕事してきたわけだし。眠いよね。と思いつつ、寝るなら私と同じベッドにいるなよーーーーーーとも思ってましたけれども。
そんなこんなで朦朧とする意識のなか、ベッドから上目に窓が見えたのですが、カーテンの向こうが少しずつ白んでくるのがわかって、
「あぁ、もう明けるんだな夜が。全然“今日中”に産まれなかったな」
と思ったりしました。
この間、前後関係はわからないけれど、痛すぎて夫が差し出してくれたスポーツドリンクを吐きそうになったり、何度目かの内診でじょろっ…て熱い液体がお股から出て「なにか出ましたっっ」て叫んだり（破水だね）、呼吸が乱れてきてしまって酸素マスクをつけられたり、足が冷えてるので保温しますねって膝下に靴下のスゴイやつみたいなものを装着させられたりしました。
「お尻のほう、なにか出したい感じがきたら教えてね」
って何度か言われていたんだけど、ひたすら痛みばかりで“なにか出したい感じ”っていうのがどういう感じがわからなくて困りました。
そして、迎えた翌朝…。ようやく内診のあとに、
「そろそろいいでしょう。分娩台に移動しますよ」
と。この時、たぶん朝の7時30分くらい。おいおい、この時点で9時間半くらいたってますよ。痛みがない隙にヨロヨロと立ち上がり、分娩台まで自力で歩いていきます…。
【出産記録・長男】子宮口8センチ。赤ちゃんはいつ下がる？
長男の出産の記憶で一番しんどかった部分を思い出して書きました…！
次回に続く！いよいよ産まれます！！笑
