次男の妊娠初期、つわりがひどく“重度妊娠悪阻“と診断され入院した時のお話です。
前回は症状の詳細や入院するまでの話を記しました↓↓↓こちらもぜひご覧くださいね。
ケトン体4プラスの重度妊娠悪阻…つわりで入院した話【妊娠記録・次男】 - ちろまめ記~2歳差兄弟を育む日々のこと~
今回は入院日数や費用、保険の適用について記録していきます。
これを読んでくださっている方の参考になればと思います。
重度妊娠悪阻の入院日数
重度妊娠悪阻での入院日数は、私の場合6日間でした。
入院した時点で妊娠7週。妊娠8週で退院となりましたが、退院後も2週間の自宅安静が必要と先生に言われました。退院時には“重度妊娠悪阻”の症名と“2週間の自宅安静”について記載された診断書を頂きました。この診断書があったおかげで職場の上司とも今後の勤務や業務について相談しやすく、とても助かりました。
重度妊娠悪阻の入院費用と保険
今回の入院でかかった費用は7万円ほどでした。ちなみに病院は個室ではなく、6人部屋を使用。
すでに加入していた民間の医療保険会社へ問い合わせたところ、給付金の対象であることがわかりました。手続きについても電話ですぐに説明を受けることができました。今回の入院は保険会社の設定したいくつかの条件を満たしていたため、簡易請求で良いとのこと。給付金の申請に診断書は必要なく、入院時の領収証のコピー等を提出するだけで済みました。(※このあたりは保険会社やサービスによっても異なることと思います)
保険会社の処理は非常に迅速で、書類の送付の4、5日後には給付金が振り込まれていました。
重度妊娠悪阻で入院したその後
入院時には点滴を1日3回していた事や何もない病室で横になっていたためか、つわりの症状は和らぎ、4~5日目には病院食もほとんど残さずに食べられるようになっていました。ちなみに、“つわり食”というメニューではなく、一般的な食事で“少なめ”にされたものが提供されていたように記憶しています。
しかし退院した時点でまだ妊娠8週。個人差はあるものの、一般的につわりのピークと言われる9週をまさにこれから迎えるというタイミングでした。
退院後に生活するのは、色々な匂いが混ざり合う病室の外の世界。つわりの症状は簡単には収まることなく、1カ月近くは家事や長男のお世話を夫や家族に頼り、実家で生活をさせてもらいました。
退院後も日夜寝て過ごすことが多く、常に船酔いをしているような吐気とだるさに悩まされ、食事は1日1食分程度。3回摂ることができても、2~3口食べるのがやっとであったり、食べ物を口にしたくない日もあって、「これじゃあまた病院に出戻りになってしまう…」と先が見えず不安になることもありました。
有難いことに白米や和食なら少し食べることができました。調子の良い日は梅干しかごま昆布を乗せたご飯を1膳食べることができ、実家にあった梅干しを1パック私だけで食べ尽くすことに。洋食やお惣菜などはやはり食べることができませんでした。
口に歯ブラシを入れないといけない歯磨きや、水回りを見たり服を脱ぎ着するお風呂が苦痛で仕方ありませんでした。
重度妊娠悪阻…終わりはいつ?
私のつわりが少し落ち着いてきたのは12~13週頃でした。
「今日は気分が悪くないかも?」という時が増え、階段の上り下りをしてみよう、外を歩いてみよう、と少しずつ行動範囲を増やし、気持ちも前向きになっていきました。
その後ようやく自宅へ戻りましたが、入院や実家での生活で横になっていたことが多かったためか体力の衰えが顕著に…。
家事で立つ時間が長くなったり、買い物に出歩くとすぐ気持ち悪くなったりはしていました。電車やバスは匂いが気になり、1カ月くらい乗れなかったように思います。
重度妊娠悪阻で入院…費用や保険のはなし【妊娠記録・次男】
参考になりましたでしょうか…。
本当に、つわりってなんなのでしょう。
あのしんどさは赤ちゃんと出会えることへの喜びが霞んでしまうほどの辛さがあるし、女性の人生を変えてしまいかねません。つわりがなぜ起こるのか、原因や有効な対策はまだ解明されていないようです。こんなにも妊婦さんの多くが苦しい思いをし、仕事や家族にも影響が及ぶこと。これから研究が重ねられて有効な手立てが見つかることを願います。
ちなみにその後、次男はお腹で順調に成長を続け、安定期に入るとすぐに食欲の戻った私は順調に太っていきました…。次回はそれからのお話を。コロナ禍での妊婦生活と出産についても順に記していきますね。