出産から半年が経ち、次男の妊娠出産記録を残していきたいと思います。
次男の妊娠期を振り返った時に思い出すのが辛かったつわり。
1人目と2人目ではつわりも全然違う、とよく聞きますが、その通りでした。
次男の妊娠時のつわりは重く、“重度妊娠悪阻”という症状で入院しました。
今回はその時の経緯や、回復までのこと記録するので、ご自身や身近につわりで悩んでいる方がいたら、少しでも参考になればと思います。
※長男の妊娠記録、つわりに関する記事はこちら↓↓↓
【妊娠記録・長男】つわりが辛い～食べられるものがわからない～ ／【妊娠記録・長男】つわりが辛い～仕事にならないよ～ ／【妊娠記録・長男】つわりが辛い～アトピー悪化～
『重度妊娠悪阻』、はじまりは食欲不振から
次男の妊娠がわかったとき、上の子は1歳5カ月。
上の子は保育園へ、私は仕事をしていました。
最初はなんとなく食欲がない…、という程度だったのですが、だんだんとご飯の炊ける匂いやお湯の匂いまでも不快に感じるように。
自分が食べたくもない料理を作ることが辛いと感じるようになりました。
職場にはお弁当を持参していたけれど、お弁当を開いては「むり、食べられない…」とフタを閉じる…。昼食をとれない日々が続きます。
かろうじて食べられたのがコンビニのオムライスおにぎり（トマトケチャップが食べられたので）。スポーツドリンクのみで我慢する日もありました。
警察犬？？『重度妊娠悪阻』であらゆる匂いに敏感に
長男の時もそうでしたが、私のつわりは吐き気はあるのに実際に吐くことはありませんでした。
体が常にだるくて眠く、ムカムカ。
『吐いてすっきりするなら吐きたいのに…』と思っていました。
加えて、あらゆる匂いに過敏に反応するようになります。
お風呂やシャンプーの匂い。
それまで気づきもしなかった家の中の匂いや愛する息子、夫の匂いまでも敏感に察知し、不快に感じるようになりました。
排水口や水回り、掃除の行き届いていない汚れたところを見ると吐気がします。けれど自分は体が辛くて掃除ができない…ストレスは重なり、日常生活を送るのがだんだんとしんどくなっていきました。
口の中にモノが入るのも嫌で、歯磨きをするたびに「うっ」とえずき、そんな時は洗面台にもたれて吐きそうになるのを必死に堪えました。
ある日、布団から起き上がれなくなり、仕事を休みました。横になっていることしかできず、目を瞑っていても眩暈と吐き気、胃のムカつきを感じます。「生きているだけでつらい。」と本当に思っていました。
夫がお惣菜やお弁当を買ってきてくれるのですが、お惣菜独特の匂い（というのがあるんです…。容器の匂いや濃い調味料、添加物の匂いなのかな？）で気分が悪くなり、食べられず。
夫は心配して枕元にペットボトル飲料やゼリー飲料、果物などを置いてくれるのですが、飲むために体を起こすのも辛いし、ペットボトルの匂いが気持ち悪いという事態。
警察犬なみ？の嗅覚。
本当、つわりってなんなのでしょう。
それまで普通に生活していたのに、あっという間に日常生活ができなくなってしまいました。飲食していないから尿量も減っていたのか、トイレにも行かずひたすら眠っていたいという感じでした。
動きたいのに動けず、長男のお世話もままならず、わがままや文句ばかり言っているような自分が嫌で、情けないと自分を責め落ち込みました。
注)お腹で命を育てているのだから、本当は自分を責める必要なんて全くないのです‼
『重度妊娠悪阻』、ケトン高数値で入院へ
ある日、たまたま訪れた両親が寝込んだ私を見て驚き病院へ搬送。
かかりつけの産婦人科で点滴をしてもらいましたが改善せず、入院することが決まりました。受診する直前の3日間、口に入れられたのはイオン飲料を少し、ミカンを2個、いちごを数粒のみだったように記憶していますが定かではありません。
入院後の処置は1日3回の点滴。
尿検査の結果、ケトン値が高かったことから『重度妊娠悪阻』と先生に言われました。
ケトン体とは人間が飢餓状態になると出てくる物質。私の数値は４＋という高数値だったようです。
入院中はひたすら眠り続け、いろんな夢を見ました。テーブルに豪華なご馳走やケーキ、フルーツ盛りが出され喜んで食べる、など(笑)
食べられなかったのに、しっかりお腹は空いていたんですね。本当に飢餓に近い状態だったのかも。
本当、つわりってなんなのでしょう（2回目）
もっと研究が進み、緩和のための薬やより有効な対処法が見つけられることを願います。
点滴を続けて３日程でしょうか。白いご飯が少し食べられるようになり、おかずも少し食べられるように。
5日目には揚げ物以外ならその日の病院食を完食できるようになりました。
自分で料理は作れないけれど、お惣菜じゃなく、『誰かが作ってくれたごはん』が食べたいと思っていたのを思い出しました。ただの我儘のようですが、当時はそんな風に感じていたのを覚えています。
入院期間は6日ほど。
私が入院している間、夫や実家の両親が長男の面倒を見てくれていました。
本当に感謝です…。
体重は4kg減。食事がとれず寝たきりだったことで、体力もすっかり落ちてしまいました。
退院後もしばらく実家で過ごし、少しずつ食べれるものを増やして元気になるまでは１か月ほどかかりました。日常の生活環境にはにおいが溢れているからか、退院するとまた食事が摂れなくなり、「これなら食べれるかも！」というものを見つけながら、少しずつ回復していきました。
ケトン体４プラス…『重度妊娠悪阻』で入院した話
つわりに悩まされていた時期、これは病気じゃないから、とか、仕事も家事もあるし…とばかり考えていましたが、あの時、病院を受診させてもらい入院できていなかったらどうなっていたかわかりません。
栄養不足や脱水症状になってしまえば、ママの身体やお腹の赤ちゃんにも良くないでしょう。
もしも今、つわりで辛い思いをしている方がこれを見ていたら、決して無理せず、家族や友人、病院や行政のサポート窓口などに相談するなど、周囲の手を借りることを検討してくださいね。
退院後の話や費用、保険の話などは次の記事をご覧くださいね↓↓
その後の妊娠生活や出産についてはこちらもどうぞ↓↓
・痛くない！陣痛を乗り切る方法を試した結果…【出産記録・次男】
退院後、つわり期に助けられたものたち記録↓↓
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⇒たまたま頂き物であったやつでしたが、自然な味でこれだけは美味しいと思って飲むことができました。
⇒食事らしい食事は、私の場合、梅干しご飯や梅おにぎりから復活していきました。お茶漬けとかも。ひたすら梅干しご飯たべてました。この時は梅干しがありがたくてしょうがなかったなあ…。小梅なところもポイント。
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⇒産前も産後もお世話になりました。つわり時はこの味が重要で(笑)、産前産後は鉄分のやつを箱買いしてました。本当にありがとう（泣）
読んでくださり、ありがとうございました！
